薩摩酒造研究開発室とは。

研究開発室では、香り、成分、微生物関係、酵母など
焼酎を構成する様々な要因を変えることで、味がどう変わるのか。
8名の研究員で、お湯割りに限らず、焼酎やお酒全般について
日々研究しています。私自身、鹿児島大学の焼酎学講座から薩摩酒造に入社しました。
大学の発酵学の授業の中で、水と米と芋だけで焼酎が造られるということを
知り、そこから興味を持って焼酎の勉強を始めたのがきっかけです。
研究開発室では主に、基礎研究と商品開発の2つの視点から進めています。
例えば、研究開発室の枠を飛び越えマーケティング部なども参加する
月一回の打ち合わせで「時代に合わせてフルーティなものを造りたい。」
そんな意見や考えが出ると、試作品を造ってみて
新たな商品を開発していくという流れです。
市場調査から焼酎業界のトレンド、あるいは研究員それぞれの研究、
伝統的な焼酎の味や文化など、薩摩酒造らしさを守りながら新たな焼酎の味を追求しています。
研究というと、少し机の上での話とイメージされがちですが、
杜氏さんと話して、現場に出向いてものづくりをしていく。現場第一主義でものづくりを進めています。