やっと梅雨入りした南薩摩。
恵みの雨は、のどの渇きを潤すようにサツマイモ畑へ滲みていきます。
4月に植えた芋苗の背丈も15センチ以上になりました。
ツルが畝を覆い、張り出し、葉っぱも掌ほどに成長をしています。
梅雨の中休みには南国の日差しがたっぷりと照りつけ、さらに活力を与えてくれます。
お天道様もうまい焼酎を欲しているのでしょうか。
この時期、農家の皆さんは除草作業や畑の土手の草刈りをしながらサツマイモの成長をやさしく見守ります。
ほぼ一年中蔵を守ってきた杜氏さんは、つかの間の休息をふるさと黒瀬で過しています。
今、土の中でおやゆび程の大きさになっているサツマイモの赤ちゃんも夏を待ちつづけ、
南薩摩のおおらかな風土にゆっくり深呼吸するひとときです。