焼酎事始めの儀、火入れ式が8月30日花渡川蒸留所(明治蔵)など弊社の3つの蔵で厳かに執り行われました。
新鮮なサツマ芋の収穫期まで、蔵では熟練の倉子が道具や甕の手入れをしながら
静かにその時を待っています。
そして、万全の状態で仕込みを始めるとき、神々に感謝をして
新たな心で美味しい焼酎造りを誓う神事、これが火入れ式です。
神棚にはさつま白波と地元の野菜、そして朝掘りしたサツマ芋をお供えしました。
地元枕崎、南之方神社の宮司が祝詞奉納して、いよいよ釜に点火されると
目覚めた蔵からは焼酎造りの序曲がゆっくりと聴こえてくるようです。
農家の皆さんの情熱と、杜氏、倉子達による伝統の技術と感性とが一つになった美味しい焼酎を
今年も皆様へお届けできますよう、真心を込めて努めてまいります。