サツマ芋の収穫も今年最後の頃を迎えました。
12月下旬ともなると温暖な南薩摩の里にも霜が降ります。
この時期の昼夜の温度差が、サツマ芋に甘みや香りを凝縮させ”濃い芋”にします。
そして南薩摩らしい香味豊かな芋焼酎になります。
おいしい芋焼酎が生まれるためには、なんといっても農家の皆さんの情熱がかかせません。
年が明けると丁寧な土作りが始まり、丈夫な苗を作り、
自然と真剣に向き合いながら美しいサツマ芋に育て上げる。
立派で良質なサツマ芋があってこそ、蔵の匠の技もなお輝くのでしょう。
「長雨で少し心配もあったけど、今年もいい芋ができたね」と、農家の皆さんは安堵の表情です。
苦労の甲斐があって、まるまると艶やかなサツマ芋が土からにっこりと現れます。
南薩摩の恵みに感謝をして、「来年もいい芋ができますように」。